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2024.12.11#イベント

第607回 沖縄大学土曜教養講座 「沖縄の子どもの貧困対策の到達点とこれから ~10年目に向けて私たちが取り組むべきこと~」が開催されました★YouTube動画あり

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第607回沖縄大学土曜教養講座「沖縄の子どもの貧困対策の到達点とこれから ~10年目に向けて私たちが取り組むべきこと~」がハイブリッド(対面及びZoomウェビナー)にて開催されました。

●日時:11月30日(土) /13:30~16:30

●開会挨拶:島村 聡(沖縄大学地域研究所長/人文学部 教授)

●講  演:

島尻 安伊子(衆議院議員/元 沖縄?北方担当大臣)

占部 亮(内閣府沖縄振興局総務課事業振興室長)

●シンポジウム壇者:

岡田 朝子(南風原町 こども課)

津嘉山 拡大(㈱associa)

山下 千裕(一般社団法人 くじら寺子屋)

金城 隆一(NPO法人 ちゅらゆい)

●閉会にあたって:榊原 千夏(沖縄県こども未来部統括監)

●開催方法:ハイブリッド(対面及びZoomウェビナー)

●参加者からの感想(一部抜粋)

1人事異動があっても支援が途切れないような工夫が大切だと感じた。20代公務員
2義務教育終了後の世代に対する支援を強化し、地域で切れ目のない支援が出来るようにしたいです。40代会社員
3沖縄の貧困支援が居場所支援という形になり沖縄全体で取り組みが行われていることを知れた。また特定の分野に絞った居場所や、オープン型常設の居場所の果す役割の大きさも感じることが出来た。20代大学生(本学以外)
4子どもの貧困対策について具体的取り組みを学ぶことが出来ました。子どもの貧困対策の到達点をまとめることは今後の取り組みへの展望を導き出すことになり有意義でした。特に行政の力と民間との連携、チーム支援(教育と福祉の連携)は大事だと思います。連携が弱いと支援をしたくとも手がだせません。70代一般
5親の貧困が原因なのにこども貧困という言葉が当たり前に使われている事に違和感があるがその話を今日のパネリストのどなたかが話してくださり共感できた。50代沖縄大学教員
6今後の貧困対策の方向性として、やはり若者支援、そして保護者を含め世帯支援が重要になると皆さんのお話から感じました。拠点型のこどもの居場所の拡充、金城さんのユースセンターなど、本当に沖縄が全国より、先駆けて取り組まれていると感じました。教育と福祉の連携強化、地域での支援のあり方、市町村での支援の重要性。様々な課題を抱える若者、保護者への支援には、やはり支援者の人材育成もより重要だと感じました。50代公務員
7現在、現場で子ども達の支援されておられる方々のお話をじっくり聞けてとても良かったです。行政と現場の方達、地域の方がたの意思疎通がもっとできることで子ども達、その世帯をとりまく社会のありかたが少しづつでも良い方向になるように感じます。簡単な事ではないですが。
今回はその点でもとても有意義だったと思います。
島村先生、登壇者皆さんはじめ関係者の方がたが事業を継続してこられたことで、事業前と比べた社会の貧困や子ども支援に対する認識や想いが大きく変わったとも実感しています。それでも課題は沢山あるのですが、発信していただくことで又少しづつでも子ども達の笑顔の多い社会に近づくのだと思いました。私自身も一住民として、一専門職として改めて心に刻みたいと思いました。
50代一般
8「子供の貧困対策事業」開始の経緯から、事業の実態、そして開始後10年を得た成果と課題についてとても理解の深まる素晴らしい講演、シンポジウムだったと思います。家庭の都合で貧困の中で苦しむ子供達や若く社会的経験の乏しい状況の中で子育てをするシングルマザーなど、社会的に声を上げることのできない方々のために政策の光を当てた島尻元大臣や事業現場で日夜様々な支援を頑張っている皆様に心から敬意を表します。70代一般
9?沖縄県子供の貧困対策の現状が理解できてためになった。
?内閣府や支援者の取り組みに対し、県や市町村の取り組みが全体的に弱いと感じた。
?金城さんが話していたが、那覇市においても、福祉分野と教育分野の連携ができていないことについて、非常に違和感を感じた。首長のリーダーシップの問題もあるけれど、結局当事者意識がなく他人事と感じているんだろうと思った。県も似たようなものだと思う。
?地域で関係者の連携体制ができなければ、予算がなくなると、もとの木阿弥になるのではないかと感じる。
70代一般
10今後の課題や、解決するためにやるべきことについて考えるきっかけになりました。40代公務員
11私は貧困家庭の中学生に学習支援を行っています。活動していて、勉強をするだけでなく、家で話せない悩みを打ち明ける場になっていたり、自分の存在を認めてくれるという存在に私たちがなれているんだと実感しながら活動しています。
岡田先生も仰っていたように、切れ目のない支援を私たちの活動でも取り入れるべきだと改めて感じました。みなさんの色々な方向?立場からの居場所づくり支援の話を伺うことができ、勉強になりました。
10代大学生(本学以外)
12移住者のため大変、勉強になりました。貧困は家庭、社会、低所得等が複雑に絡んでいると思いますが低所得の改善は急務です、最低賃金が低すぎます。60代一般
13現場の方々の情熱と苦闘が伝わってきました50代会社員
14民間の事業者さんのお話しに利用者視線が徹底していてとても感銘を受けました。60代一般
1510代の出産率の高さと貧困の連鎖、戦後の米軍統治、物価の高さ、国主体の政策で自治体独自のビジョンを作る姿勢が育たないなど、沖縄のこどもの貧困問題には多くの要因があることを学べてとてもよかったです。60代自営業
16普段なかなか知ることのできない、沖縄の子どもの貧困対策が生まれた背景から施策実施までの経緯を学ぶことができた。また、現場でさまざまな形でアプローチをする方々の声を聴き、重層的支援の必要性を感じられた。子どもの貧困対策については行政、民間、市民等それぞれの領域で実践を行なっているが、官民一体となった取り組みの重要性も感じられた。20代公務員
17沖縄の貧困の根元は先の大戦にあるということに、自身の育ちから感じていたことだったので、大変共感しました。これまで、沖縄の貧困にたくさんの方々が取り組んで来られたこと、事例を知ることができたこともよかったです。各自治体に子どもの居場所ができたことも素晴らしいと思います。これからも、この活動が続くことに期待いたします。50代会社員
18島尻さんの立ち上げ時の勢いが今に繋がっているのだとよくわかった。「対処療法」だと言われた支援は、全て「女」と「こども」に向けらているが、「男」は?一番テコ入れが必要なのは実は「男」だと思う。男性の意識調査もした方がいい。60代公務員
19今後どのように貧困対策事業に取り組んでいけばいいのか考えさせられました。40代公務員
20島村先生や島尻さん、シンポジストの皆さんからのこどもの貧困対策にかけるパッションを感じ胸が熱くなりました。私も今の場所で仲間と共に出来ることに全力で取り組んでいきたいです。50代公務員
21拠点型とオープン型では支援の幅が違うし、地域によっても課題が違うんだと思った。また居場所と行政の更なる連携が必要と感じる。役割がハッキリ区別されているのも大事だが、現場(居場所)で課題が上がった時に、現場から支援内容の提案をしていければもう少し踏み込んだ支援が出来ると思う。40代会社員
22福祉と教育との連携が難しいのはなぜなのか、教育現場からの声も聞きたいと思いました。国からの予算も要求すべきは要求すべきだと思いますが、金城さんのお話しのなかであったように、運用の仕方を考えないと、沖縄県の自立が損われる危険性があるなと思います。50代公務員
23途中からの参加ではありましたが 現状の取り組みを知ることができてとても刺激になりました。くじら 寺子屋さんの存在は存じ上げませんでしたが 読谷村でも 似たような取り組みができたらいいなと思いながら拝聴しておりました。私は一村民ではありますが、将来 ボランティアスタッフとして子供をサポートすることにとても興味を持っています。40代会社員
24貧困対策事業の今後の事業、行政と子どもの居場所の取り組みや講師の思いなどを聴くことができて充実した時間になりました。気になる世帯に介入して「切れ目のない支援」を行うことの大切さを改めて知ることができました。また、居場所を利用した子どもたちが進学?就職できていることを聞けたのは良かったです。ありがとうございました。40代公務員
25とある自治体で沖縄子どもの貧困対策の初年度の立ち上げから約3年間、支援員として勤めていました。当時は色んなことが手探りの中で分からない中、こうして今日まで、そして10年目を迎えられることは感慨深いです。居場所や支援員の数も増え広がってきました。島村先生や島尻安伊子さんを始め、この事業に携わってきた全ての人の想いが今につながっているのだと思います。沖縄の子どもたちの未来のために、私も出来ることから力になれたらと思います。30代会社員

 

島村 聡教授(沖縄大学 地域研究所長/人文学部 教授)

島尻 安伊子氏 衆議院議員/元 沖縄?北方担当大臣

占部 亮氏(内閣府沖縄振興局総務課事業振興室長)

岡田 朝子氏(南風原町こども課)

津嘉山 拡大氏(㈱associa)

山下 千裕氏(一般社団法人 くじら寺子屋)

金城 隆一氏(NPO法人 ちゅらゆい)