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2020.05.18#大学からのお知らせ

【学生の皆様へ】6月1日からの一部対面授業開始に関して

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2020年5月18日
学長  盛口 満

新型コロナウイルス感染拡大防止のため県が出していた休業要請が、5月14日に一部を除いて解除されました。これにより、すでにホームページで告知したように、学生のみなさんが、制限付きで学内施設の一部利用ができるようになりました。
県が休業要請を解除するにあたっては、事業所に感染防止のためのガイドラインの設定とそれに基づいた防止策の実施を求めています。同時に県は県民むけに「外出自粛」と「新しい生活様式」も示しています。

そのような中、大学はどのような感染防止策を行えるか、考え、これも別途示しているようなガイドラインを定めました。また、県の休業要請の発出などとも連動した形で、授業の形態や施設利用の制限について、活動制限指針を定め、この指針にのっとり、今後の対面授業再開、施設利用制限の解除を決めることとしました。
大変難しいと考えていることがあります。
休業要請が解除された一方で、現在はまだ、外出自粛や新しい生活様式(人と人との距離の取り方など)が示されている状況であるということです。大学は、教室という空間に、一定時間、多くの学生が集まり、授業を受講するスタイルがこれまであたりまえでした。また、休み時間ともなれば、三々五々、空いているスペースで友人同士が集まり、会話をしたり、何かに共に興じたりという風景もまた、あたりまえのものでした。端的に言うと、大学というのは3密を避けるのがかなり難しい場だということです。みなさんの安全を考え、また大学が感染のクラスター発生地となるようなことを避けるためには、これまでどおり、対面授業や普段通りの施設利用をできるだけ避ける措置をもうしばらく続ける必要があると考えます。一方、学生のみなさんには、大学という場を利用し、互いに顔をあわせながら勉強をしたい、様々な活動をしたいという強い思いもあり、私たち教職員は、その思いにも寄り添いたいと思っています。

この両者の思いの中で、大学はどのような方針をとったらいいのかについて、ずいぶんと悩み、議論を重ねました。
その結果、出した結論は、再開の第一段階として、6月1日(予定)から、演習と、実習、実技に関わる授業のみ対面授業を行うというものです(注:一部の実習に限り1日以前に対面授業が実施される場合があります。また、今後の状況変化でこの予定は変更される可能性があります)。ほかの対面授業の再開時期については、引き続き検討を続ける予定です。

苦渋の決断ですが、沖縄大学は、安全に軸足を置いた大学運営を続けたいと考えたからです。

演習では、アドバイザーの先生を軸に、各演習独自の活動だけでなく、大学生活全般や、遠隔などで行っている各授業への取り組みの悩み、相談等もやりとりができると思います。また、対面指導が必須と考えられる実習、実技に関しては、感染防止策を十分にとったうえで学内での授業を行えるものとします。このような措置により、大学内に滞在する学生数を、限られた範囲内に収めることができ、より感染防止策を順守できると考えています。

以上のような大学の決定を、どうかご理解いただけるよう、お願いする次第です。