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2025.09.19#イベント

第610回沖縄大学土曜教養講座「沖縄戦の記憶を次々世代へ ―戦後80年を越えて平和活動の継承を模索する―」が 開催されました

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第610回 沖縄大学土曜教養講座
「沖縄戦の記憶を次々世代へ ―戦後80年を越えて平和活動の継承を模索する―」 が対面にて開催されました。

●日 時:8月23日(土)/14:00~17:00 (開場?受付:13:30~)

●会 場:沖縄大学 アネックス共創館

●開催方法:対面

●司  会:藤原健氏(琉球新報客員編集委員,沖縄大学客員教授)

●登? 壇? 者:

吉川麻衣子氏(沖縄大学人文学部教授,臨床心理士)

洪 玧伸氏 (ホン?ユンシン)(沖縄大学人文学部准教授,日本軍「慰安婦」研究者)

上間かな恵氏(佐喜眞美術館 学芸員)

大田 光氏(平和学習実践者,養秀会館 一中戦没学徒資料室 解説員)

●参加者からの感想(一部抜粋)

1本日は、沖縄戦について一層深い内容を学ぶことができました。特にどのテーマも大変興味深く、時間が本当にあっという間に過ぎたように感じました。これからも沖縄戦について学び続けなければならないと改めて思いました。このような企画をしてくださった関係者の皆様や講演者の方々に、心より感謝申し上げます。40代他大学教職員
2とても良かったです。藤原健さんの司会と共にパネリストさん達のお話に聞き入りました。涙が溢れてました。もっと時間をいただいてお聞きしたいくらい、とても素晴らしい考えさせる学びの多い濃い内容でした。女性のパネリストさん括りに共感がありまくりました。このような講座を開催してくださりありがとうございました!ご準備などお疲れさまでした!40代自営業
3大変深い催しものだと思った。沖縄戦を次々世代に伝える場合、過去だけではなく、現在の沖縄の戦争準備に向けた状況についても若干は触れる必要があったのではないの。登壇者だけんで話し込んで満足している印象を受けた。せっかくたくさん集まったのだから、オーディエンスについても意見を聞くべきだと感じた。60代他大学教職員
4講師の皆さま、聞き取りや資料収集、分析をしっかりやっておられ、中身が濃いですね。70代以上無職
5大変勉強になりました。実際に自分たちも戦争を知らないし、親にも聞いてない。逃げてきた。講師たちの関わりに敬服致します。もっと、この様な講義を広めていかないと、学ばない政治家の行いで今日が戦争前夜になりかねないと思えてきた。50代団体職員
6ちょうど私の父の沖縄戦体験を聞いたばかりだったので意義深いものになりました。60代会社員
7ご講演ありがとうございました。住民のお話だけでなく、男子学徒動員、慰安婦のお話をうかがう中で、語らない、語れないからの「わからない」という言葉に包含される継承の難しさを感じました。

また、実際に体験された方のお話を聞く時間はあまり長くないと理解しつつも、可視化と継承のお話をうかがう中で、継承を受ける側の心の準備や情報の形を選択出来ることも必要ではないかと感じました。(甘い考えかもしれませんが…。)
小学生の頃から平和教育や追体験が苦手だったこと、写真を見ると思い出して眠れなくなるため、6月にはパネル展をする図書館に行けなくなっていたことを思い出しておりました。
祖父母ともに戦前の生まれということもあり、沖縄戦について学ばなければならないという思いがありながら、写真や映像に触れることに対してはとても抵抗があり、避けてきました。そういった中で、吉川先生の書籍を拝読し、文字だけの安心感を得ながら、少しずつ抵抗が薄れていったように感じます。

30代会社員、

沖縄大学卒業生

8トラウマが子?孫の世代に連鎖するという話は非常に印象的でした。このトラウマの連鎖は沖縄県民は実感として感じている人が多いと思います。最近はいなくなりましたが、私が子供の頃は手足がない人や精神的に病んでいる人を街中で見かけることがよくありました。10歳の頃に親の仕事の関係で大阪に引っ越しました。沖縄の街中で見かけたような人たちを大阪では一切見かけなかったことに子供ながら不思議に感じていました。後から思い返せば沖縄戦の爪痕だったんだなと。トラウマの連鎖はひとつの家庭や一族だけにとどまる問題ではなく沖縄社会全体に影響を及ぼしてきた問題ではないかと思います。その点での検証結果があればもっと学んでみたいと思いました。
他にも多くの問題提起があり考えさせれるシンポジウムでした。
40代団体職員
9またこのような機会(沖縄戦継承について)があれば学んでいきたいです。40代一般
10第一線でご活躍の方々の生の声、心情を拝聴でき、学びの多い時間となりました。これをどう行動につながるかが、私の課題であることも痛感しました。50代一般